高品質Androidアプリジソスヒント集 ~ ゴミアプリといわせないために
- Google for Mobile 講演A2
- 松内涼介
アプリ品質:最近の動き
Google playでのユーザー評価とその相関性
- 評価3~3.0のアプリは評価3~3.9の9倍,
- 評価4~5のアプリは評価3~3.9の4倍収益がある!
推奨ガイドライン資料の追加・更新
- the secrets to app success on google play
- 11/17 第2班公開
- tips集
- Mobile App UX principles
- Google Desighサイトの各種記事
- Andorid / iosそれぞれ意識しながらの開発するためのノウハウ集
App Quality ガイドライン
- 重要!
- 一見ドライだがユーザーからの厳しい不満と直結している本当は生々しいガイドライン
Google Play「ベストオブ2015」
- 12/3好評
- 評価軸
- 高いユーザー評価
- 高い品質
- Android標準に沿った使いやすいUIデザイン
- ここに挙げられているアプリを参考にしてみるとよい
- 日本のアプリでもグローバルに評価されるものが十分にあるとわかる
実際にあった評価とその対策
1, 「アプリである意味がない」
- ユーザーはアプリらしい体験を期待している
アプリらしい体験の例
- Webサイトよりもはやくもくてきの情報にたどりつける
- 動作や表示が軽快で操作感が気持ち良い
- オフラインで使える(データ通信が少ない)
2, 「重い、遅い」
- 基本的な品質の問題
本来丁寧にやれば解決が可能
アプリの動作速度を上げる
アプリの改善ツール
アプリの動作速度を上げる: 解説動画
3, 電池を使いすぎる
アプリの消費電力を抑えるノウハウ
- 解説動画
- batterystats, Battery Historian(Android 5.0+)
- アプリの電池の使用量を可視化できる
- JobScheduler API(Android 5.0+)
- Dozeモード、(Android 6.0+)
- 省電力モードを無理に回避しない
端末が寝たいときは寝かせてあげてください
- 最終的に消費者の人がフラストレーションをかんじてしまう
4, 「ネットワークを使いすぎる、オフラインで使えない」
- 1週間で1GB使った
5, 「いつも居座っている」
- 必要もないのにシステム通知領域にアイコンをおいておくと苦情がくる
アプリのRAM消費を抑えるノウハウ
- 解説資料、推奨事項を公開中
- ノウハウの例
- お行儀の良いIntentService
- ビットマップ管理
- procstatsツール
- AndroidStudioのMemory Monitor
6, 「Backボタン対応がデタラメ」
iOSから移行だとよくある
- バックボタンでアプリ終了はストレス
- ユーザーの期待する動作を尊重しよう
7, 新しい機種/OSバージョンに非対応
- 最新のAndroidバージョンにはできるだけ早く対応を
- テスト端末分類の指針例
- Androidバージョン
- Nexus Factory Imageダウンロードも活用を
- RAM容量
- 1GBm 512MB, 2GB...
- GPUファミリー
- Adreno,
チップセットファミリー
幾つかの分類にわけてテストするのがよい
- 全部の機種を見る必要はない
8, 「ユーザーの数の増加にサーバー設備が追いついていない」
- Google Playのアルファ・ベータテスト支援機能をご活用ください
- クローズドベータ
- オープンベータ
- 迅速なキャパシティ増減
- Google Cloud Platformのコンテナ技術 →ms単位のスピードでCPU追加
9, 「位置情報の取得処理がデタラメ」
- 常にGPS(Fine Location)をつかうのではなく、Fused Location Providerの訂正度モードも活用を
- ユーザーがアプリを離れたら(on Stop)位置情報の取得は停止
10, 「パーミッション要求が不審」
11, 「タブレットユーザーを無視」
12, 「サインイン、会員登録が面倒」
- バージョンアップ時もサインイン状態は引き継ぎを
- パスワード入力の必要性の提言をご検討
- smart lock for passwords
- google sign-in
13, 「通知、広告やポップアップがうるさい」
- 通知がうるさいのはユーザーにとっって大きなストレス
14, 「UIがモダンではない」
- ユーザーは、アプリが時代に沿った体験を提供しているかどうかを敏感に感じている
- 最新のsupport libraryを活用し、Material Delight への対応をご検討ください
まとめ: マルチスクリーン時代のおもてなし
- 端末の性能向上、アプリ間の品質競争
- 品質に不満=即アンインストール
- アンインストール数=不満足度の指標
- ユーザーの期待
- モバイルWebとの差別化、軽快な動作、電池、ネットワーク効率、タブレット、オフライン、うるさくない通知
- モダンで洗練されたUI
- Google Playレビュー欄は貴重な情報の宝庫
- 苦情の中にヒントあり
- 評価4.0以上を目指そう
- レビュー返信機能も活用を
- マルチスクリーン時代=顧客接点の増大
- どの窓口でも優れた「おもてなし」を